一般治療|品川区大井町の歯医者ならクレール歯科クリニック 大井町駅直結、土日祝診療

一般治療
歯が痛い、歯がしみる、子どもの虫歯が気になる 一般治療

CARIES 虫歯治療

虫歯の原因

虫歯の原因

虫歯の原因の一つに、ミュータンス菌などの虫歯菌の存在があげられます。
お口の中にはさまざまな種類の細菌が常在していますが、そのなかでも虫歯の原因となる細菌は、飲食物に含まれる糖質からネバネバとした物質を作り出して歯に付着し、歯垢を形成します。
歯垢の中にいる虫歯の原因菌は、糖質をもとに歯垢をさらに増やすだけでなく、歯を溶かす酸も作り出します。
歯には『再石灰化』といって溶けてしまった歯を唾液の作用などで修復する働きがありますが、お口の中に糖質が多い状態や、歯が酸に長時間さらされる状態が続くと、再石灰化が追い付かず、歯はどんどん溶かされてしまいます。
また、虫歯になりやすい要因として、「歯質が弱い」「虫歯の原因菌の数が多い」「糖分を含む飲食物の摂取量が多い」などがあげられます。これらの要因をすべてもっている方は、虫歯になりやすいといえます。
虫歯を予防するためには、歯科医院にて適切な予防ケアを受け、虫歯になりにくい生活習慣を意識することが大切です。

ステファンカーブ(食事後のお口の中のpH(ペーハー)の変化)

ステファンカーブ(食事後のお口の中のpH(ペーハー)の変化)

食後の口腔内のpH(ペーハー)の変化を示したグラフです。pHは、酸性とアルカリ性の度合いを表します。pH5.5以下になるとお口の中は酸性に傾き、歯の表面のエナメル質が溶けはじめます。

カイスの輪(虫歯ができる3つの要因)

カイスの輪(虫歯ができる3つの要因)

カイスという研究者により、『歯質(宿主)』『細菌』「食べ物(糖質)』という3つの要因がすべて重なり合ったときに虫歯が発生すると提唱されました。近年ではこれに『時間の経過』が加わることで虫歯が発生すると考えられています。

虫歯の進行と治療方法

虫歯は、『虫歯』という意味の『Caries』(カリエス)から『C』と表現され、進行の段階によってCO(シーオー)からC4の5段階にわけられます。そして、段階に合った治療を行なう必要があります。
各段階の症状と治療方法は、以下のようになります。

CO(経過観察)

CO(経過観察)

まだ歯に穴はあいていません。見た目は白っぽくなるものの気がつきにくく、ほとんど自覚症状はありません。

【治療方法】

特別な治療は必要なく、適切な歯磨きやフッ化物(再石灰化の促進効果のある薬剤)を歯に塗布することで、再石灰化を促します。これ以上進行させないようにすることが大切です。

C1(初期)

C1(初期)

虫歯が進行し、歯の表面(エナメル質)に穴があきます。見た目は黒くなりますが、痛みはありません。

【治療方法】

虫歯に侵蝕された部分を必要最低限だけ削り、レジン(白いプラスチック)を詰めて修復します。治療は1回で終わることがほとんどです。

C2(中期)

C2(中期)

虫歯が象牙質(エナメル質の下の部分)まで進行しています。虫歯に侵蝕された部分が黒くなり、冷たいもの・熱いもの・甘いものがしみます。また、噛むと痛みがあります。

【治療方法】

虫歯に侵蝕された部分を削って型をとり、詰め物や被せ物で修復します。この段階で治療を受けておけば、歯髄(歯の神経)を残すことができます。

C3(後期)

C3(後期)

虫歯が歯髄まで進行しており、大きく穴があいています。何もしていなくても激しく痛みます。

【治療方法】

歯髄を取り除き、根管(歯髄の通っている管)を清掃・殺菌して薬剤を詰め、詰め物や被せ物で修復します。これを『根管治療』といいます。

C4(末期)

C4(末期)

歯髄が壊死し、歯冠(歯のうち歯肉の上にでている部分)が溶けてなくなります。歯髄が壊死しているため、痛みは感じません。ただし、歯根の先に膿が溜まると激しく痛むことがあります。

【治療方法】

抜歯することになります。失った歯は、入れ歯・ブリッジ・インプラントなどで歯の機能性・審美性を回復させる必要があります。

PEDIATRIC 小児歯科

当院は「子育て応援とうきょうパスポート」
に協賛しています

『子育て応援とうきょうパスポート』は、東京都が子育て支援の普及・啓発を目的として推進している事業です。企業や店舗などが、18歳未満のお子さまがいる子育て世帯や妊娠中の方がいる世帯に対し、さまざまなサービスを提供します。
当院は『子育て応援とうきょうパスポート』協賛店として登録しており、ベビーカーのまま来院いただけるほか、当院があるアトレ大井町内の授乳室やおむつ替えスペース、トイレなどをご利用いただけます。
また、スタッフの手が空いているときには、保護者の方の治療中にお子さまを預かることも可能ですので、ご相談ください。
そのほかにもお子さまと安心して通えるようにさまざまな工夫をしています。「これからお子さまの歯医者デビューをしたい」とお考えの方も、ぜひお気軽にお越しください。

小児歯科とは

小児歯科とは

小児歯科では、お子さまの虫歯などの治療だけではなく、お子さまの歯を虫歯から守り、生涯にわたってお口の健康を保っていくためのケアも受けられます。
毎日の歯磨きに加え、当院の小児歯科で定期的に検診とフッ素塗布などの予防処置を受けていただくと、お子さまの虫歯リスクを大幅に軽減できます。
また、お子さまの歯が虫歯になりにくい食生活や歯磨き方法についてもアドバイスいたします。
お子さまが小さなうちから歯科医院で歯のケアを受ける習慣を身につけられると、「歯の健康の大切さ」を実感しやすく、大人になってからもお口の健康に対して高い意識を保てます。
お子さまの乳歯が生え始めたら、お口の健康づくりをスタートさせるタイミングです。ぜひお気軽にお子さまと一緒に当院にお越しください。

お子さまの虫歯予防4つのポイント

お子さまの歯が虫歯にならないようにするためには、以下の4つのポイントを抑えてお子さまのお口の健康管理を行なっていくことが大切です。

虫歯を感染させないようにする

虫歯を感染させないようにする

虫歯は、細菌による感染症です。生まれたての赤ちゃんの口腔内には虫歯の原因菌は存在せず、家族や周囲の人とキスしたりスプーンを共有したりすることで、虫歯の原因菌が赤ちゃんのお口の中に入り込んでしまいます。
感染を防ぐためには、キスや食器の共有は避け、家族や周囲の人の唾液が赤ちゃんのお口に入り込まないように十分に注意しましょう。
また、赤ちゃんの周囲の人は虫歯があれば治療し、きちんとお口のケアをして、お口の中を清潔に保つことも重要です。

おやつの内容や食べ方に注意する

おやつの内容や食べ方に注意する

おやつは、虫歯の原因菌が増えやすい砂糖の入った甘いお菓子より、できるだけおにぎりやいも類、果物などを食べさせるようにしましょう。 また、お口の中に糖質が存在する時間が長いほど、虫歯にかかりやすくなります。時間をかけてダラダラと食事をとったりジュースなどの甘い飲み物を頻繁に飲んだりすると、細菌が増えやすくなります。
食事やおやつは決まった時間にとるようにし、甘い飲み物は食事のときだけにするなど、できるだけ糖質がお口に存在する時間を減らしましょう。

歯が生えたら歯磨きの習慣を身につける

歯が生えたら歯磨きの習慣を身につける

歯磨きは、乳歯が生え始める生後6ヵ月ごろからスタートさせます。初めは歯ブラシを使わず、ガーゼや歯磨きシートで歯やお口の中を拭いましょう。その後、赤ちゃん用歯ブラシを歯固め代わりに与えて、少しずつ歯ブラシに慣れさせていきます。歯ブラシに慣れたら、やさしく歯を磨きます。嫌がるお子さまには、楽しい雰囲気でお話したり歌ったりしながら磨くようにしてみてください。
できるだけ奥歯が生え始める1歳半ごろまでに、寝る前に歯を磨く習慣を身につけられるとよいですね。

定期的に歯科医院で検診を受ける

定期的に歯科医院で検診を受ける

毎日の歯磨きだけではお子さまの虫歯を防ぎきることは難しいため、定期的に歯科医院での検診の受診をおすすめしています。
お子さまの定期検診は、虫歯の早期発見や予防が第一の目的ですが、「歯の健康のために歯医者に行く」という習慣を身につけるという目的もあります。
虫歯になってから歯医者に行くのではなく、予防のために定期検診に行くという習慣が身につくと、生涯にわたってお口の健康を維持しやすくなります。ぜひご家族で定期検診にお越しください。

お子さまの歯を守る『小児予防』治療

当院の小児歯科では、おもに以下のような診療を行なうことにより、お子さまのお口を虫歯などの病気から守り、お口の健康を維持していきます。

歯磨き指導

歯磨き指導

毎日歯を磨いているのに虫歯になりやすいといった場合は、正しく歯を磨けていないことが考えられます。歯磨きは予防の基本となる大切なものなので、歯ブラシの持ち方から丁寧にご指導します。お子さまが自分できちんと歯を磨けるようになると、お子さまの自信にもつながります。
また、小さなお子さまの場合は、保護者の方に仕上げ磨きの方法やポイントについてわかりやすくお伝えします。

フッ素塗布

フッ素塗布

フッ素塗布は、歯にフッ素(フッ化物)の薬剤を塗ることで、虫歯予防効果を高める処置です。
フッ素には、歯質を強くするうえに、細菌による酸の産出を抑えたり再石灰化を促したりする効果があるため、エナメル質の軟らかい乳歯や生えたての永久歯の虫歯予防に有効です。また、ごく初期の虫歯であればフッ素塗布で再石灰化を促すことにより、症状が改善できる場合もあります。 フッ素塗布は、繰り返し行なうことで予防効果を高められます。検診とともに定期的に処置を受けましょう。

シーラント

シーラント

シーラントは奥歯の噛む面にある細かい溝を、レジン(歯科用プラスチック)で埋める処置です。
乳歯や生えたての永久歯は非常に虫歯になりやすいですが、シーラントで奥歯の溝を埋めておくと、歯ブラシで汚れを簡単に落とせるようになるため、虫歯を予防しやすくなります。
とくに6歳ごろに生えてくる奥歯の永久歯(6歳臼歯)は、ほかの永久歯が正しく並ぶための目安となる重要な歯なので、虫歯にならないようにシーラントで予防することがおすすめです。